CH

重要度:未設定です
分類名:
追加日:
2024/12/10
**CH(シーリングハイ)とは、床面から天井までの高さのことを指し、
「天井高さ」とも呼ばれます。
図面上では「CH」**と表記されることが一般的です。
特徴
・建築基準法では、CHは2.1m以上でなければなりません。
・異なる高さの天井がある場合は、平均のCHを算出して図面に記載します。
・近年は2.7m以上の天井高を持つ建物も増えており、
開放的な空間を演出する傾向があります。
・一般的なハウスメーカーでは2.4mを基準とすることが多く、
これは天井が低すぎると圧迫感を感じやすいためです。
・CHが1.4m以下の納戸(収納スペース)は、
下階の床面積の1/2まで延べ床面積に算入しない扱いとなりますが、
生活空間としては適していません。
現場監督としての重要ポイント
・建築基準法を遵守する
2.1m未満のCHは違法となるため、設計・施工時に確認が必要。
・図面の読み取りと確認
CHの表記を正しく理解し、
異なる天井高さがある場合の平均CH計算を適切に行う。
・居住性と設計意図を考慮
天井高さが低すぎると圧迫感があり、高すぎると冷暖房効率が下がるため、
設計者と打ち合わせを行い、適切なCHを設定する。
・特殊空間のCH管理
納戸やロフトなどの特殊な空間のCHについて、
法的な扱いや延べ床面積の計算方法を理解しておく。
関連用語
・FL(フロアライン):床面の基準高さ
・GL(グランドライン):建物の外部地盤高さの基準
・梁下(はりした):梁(はり)の下端までの高さ