暑中コンクリート

重要度:未設定です
分類名:
追加日:
2024/12/13
特徴
・暑中コンクリートとは、気温が高い夏場に打設される
コンクリートのことを指します。
・施工時の温度管理が非常に重要で、気温や日射による
急激な乾燥や硬化速度の変化に注意が必要です。
・コンクリートが早期に乾燥し過ぎると、
ひび割れや品質低下の原因となるため、適切な対策が求められます。
・暑中期間とは一般的に、外気温が25℃以上の日を指します。
重要ポイント
・温度管理:
コンクリートの温度を一定に保つため、冷却水や冷却骨材を使用したり、
夜間施工を検討します。
・湿潤養生:
打設後のコンクリート表面を湿らせ続け、急激な乾燥を防ぎます。
・混和剤の使用:
遅延剤や可塑剤を用いることで硬化速度を調整し、施工性を向上させます。
・スランプ値の管理:
暑中ではスランプ値(コンクリートの流動性)を適切に設定し、
作業性と仕上がりを確保します。
現場管理における重要性
・品質確保:
気温が高い環境では、施工不良や品質低下のリスクが高まるため、
事前準備や細かな管理が不可欠です。
・安全管理:
高温下での作業は熱中症のリスクを伴うため、
作業員の体調管理や十分な休憩が重要です。
・工程の調整:
暑中期間中は施工時間やスケジュールの調整を行い、
適切な条件下での打設を心がけます。
関連用語
・コンクリートスランプ試験:コンクリートの流動性を測定する試験。
・混和剤:コンクリートの性質を調整するために加える化学物質。
・養生シート:コンクリートの表面を覆い、湿潤状態を維持するためのシート。
・夜間施工:高温を避けるために夜間に行う施工方法。