「本体価格」とは、建設プロジェクトにおける材料費や工事費など、実際の建物本体を作り上げるための費用を指します。
具体的には、工事に直接関係する費用であり、設計費や土地代などの付帯費用は含まれません。
例えば、「木下地」においては、建物内部に木の柱を下地材として立て、そこに石膏ボードを張って壁を作るため、
その木材や石膏ボード、施工にかかる費用が本体価格に該当します。

特徴
　・本体価格は、施工そのものに関わる費用であり、建物を作るために直接使用される材料や人件費が含まれます。

　・他の費用（設計費、土地代、行政手続き費用など）は別途見積もりとして算出されます。

　・現場監督にとって、予算管理の重要な指標となります。
　　工事の進行状況に応じて、追加費用が発生する可能性があるため、精密な予算管理が求められます。

重要ポイント
　・本体価格は、建設プロジェクトの中で最も大きな費用項目の一つであるため、正確に見積もりを立てることが求められます。

　・工事中の変更や追加があった場合、その影響を本体価格に反映させ、予算超過を防ぐための管理が重要です。

　・現場監督は、本体価格に関連するコストを適切に管理し、クライアントや上司に報告する責任があります。

関連用語
　・工事費用
　・予算管理
　・施工費
　・追加工事

現場管理における重要性
　本体価格を正確に把握することは、プロジェクト全体のコスト管理に直結します。
　現場監督は、建設作業が進む中で必要な資材の費用を適切に計算し、コストオーバーランを避けるために適宜調整を行う必要があります。
　また、発生する可能性のある変更や追加工事に対しても迅速に対応し、予算内で収めることが現場管理者としての重要な役割となります。