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ラワン

重要度:未設定です
分類名:
追加日: 2025/1/24

ラワンとは、熱帯地域を原産とする木材の一種で、主にフィリピンや東南アジア諸国で産出されます。
家具や建築用材、合板に広く使用される汎用性の高い木材で、日本でも比較的早くから輸入され、普及しています。

特徴
 ・加工が容易
  軽量で柔らかいため、切断や釘打ちが簡単で、建築や家具製造に適しています。

 ・表面のざらつき
  木目がはっきりしていないため、表面はざらつきがあるのが特徴です。

 ・色調のバリエーション
   ホワイトラワン系: 桃色を帯びた淡灰褐色または淡黄色。

   レッドラワン系: 濃赤褐色やレンガ色。辺材と心材の境界がはっきりしています。

 ・用途の広さ
  建築用材、家具、箱材、合板など、さまざまな分野で活用されています。

現場監督として重要なポイント
 ・用途に応じた選定
  ラワンは耐久性が低いため、耐久性が求められる構造材には適していませんが、
  内装や家具などに適しています。

 ・乾燥処理の確認
  ラワンは虫害に弱いという欠点があります。
  よく乾燥された材料を使用することで、虫害のリスクを軽減できます。

 ・合板としての使用
  ラワンはベニア板(合板)の代表的な材料として広く使用されています。
  強度や品質が用途に適しているかを確認してください。

 ・色調の確認
  仕上がりのデザインや用途に合わせて、ホワイト系とレッド系を使い分けることが重要です。

 ・表面仕上げの処理
  ざらつきがあるため、表面仕上げを必要とする場合は適切な塗装や研磨を行います。

現場管理における重要性
 ・コストパフォーマンスの高さ
  ラワンは比較的安価で、汎用性が高い材料です。
  コスト削減が求められる現場で重宝されます。

 ・内装材としての優位性
  加工が簡単で、室内用の建材や家具の製作に適しています。
  特に合板は建築のさまざまなシーンで使用されます。

 ・注意すべき点
  耐久性が低く虫害に弱いため、適切な乾燥や防腐処理が必要です。
  現場管理では、これらの処理が十分に行われているかを確認することが重要です。

関連用語
 ・合板(ベニア板): ラワンを原料とした多層構造の板材。

 ・木下地: 建物内部の骨組みを木材で組む施工方法。

 ・乾燥材: 虫害や腐食を防ぐために十分に乾燥させた木材。

 ・表面仕上げ: 木材表面を塗装や研磨で仕上げる工程。

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