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誘発目地

重要度:未設定です
分類名:
追加日: 2023/5/26

誘発目地とは、コンクリートの乾燥収縮などで起こるコンクリートの亀裂などを建物の構造力学上、
ひび割れが発生すると想定される箇所に故意に、目地を設けることです。
例えば、柱と壁の境目や梁と壁の境目、大きな壁面は適当な間隔を設けて誘発目地を設けます。
鉄筋コンクリート造の建物でも外力(温度変化による収縮、地震力、風力、自重)などにより、
変形する事を考えて建物の構造力学上、誘発目地を設けることで安全な建物を建築することが可能になります。
また、ひび割れが集中することで、経年劣化時に修繕箇所が集中するというメリットもあります。
外壁などの左官仕上げ時や、タイル貼りによる仕上げなどのでは、誘発目地の位置に外壁目地が重なるように仕上げます。
そうすることで、目地自体が不自然に目立たないように工夫します。

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