心心・心々

**心心・心々**は、建築業界において柱や梁などの構造材同士の
中心間の距離を指す用語です。この寸法は、設計図や施工図に記載され、
建物の構造計画や施工の精度に大きく関わります。
寸法表記に「心心」と記載されている場合、
構造材の中心から別の構造材の中心までの距離が示されています。
特徴
・構造材の正確な配置を示す基準
柱や梁などが適切に配置され、
建物の耐久性や強度が保たれるように、この寸法が重要です。
・設計図の読み取りに必須
図面上で各部材の配置を正確に理解し、施工に反映させるために用いられます。
・一貫した測定基準
建築全体で統一された基準として使用されるため、施工のミスを防ぎます。
現場管理における重要性
・精度の高い施工
心心寸法のズレは、構造の安定性や建物の仕上がりに
大きな影響を与えるため、厳密な確認が求められます。
・施工図と現場との整合性
設計図の心心寸法と現場の実際の寸法が一致するように確認することが、
現場監督の重要な役割です。
・検査時の指標
検査での寸法チェック項目の一つとなり、適合性の判断に用いられます。
重要ポイント
・設計図との確認:
心心寸法は、設計図と施工現場の整合性を確認するための最重要項目です。
・測定器具の選定:
正確な測定ができる器具を使用し、定期的に校正する必要があります。
・チーム間の共有:
職人や施工業者に正確に寸法を伝え、共通認識を持つことが大切です。
関連用語
・芯: 柱や梁などの部材の中心線を指します。
・通り芯: 建物全体の柱や壁の位置を示す基準線。
・スパン: 構造材同士の距離を指し、心心寸法と関連性があります。
・モジュール: 建築寸法の基準単位で、心心寸法に影響を与えます。