押出成形セメント板

「押出成形セメント板」は、無機質繊維と混和剤を混錬し、中空の形状に押し出して成形した、
高温高圧蒸気養生下で作られる建材の一種です。
代表的な製品にはノザワのアスロックがあり、英語での略称はExtruded Cement Panelの頭文字を取ってECPとも呼ばれます。
主に中高層の鉄骨建築物において外壁や間仕切り壁に使用されます。
原材料としては主にセメント、ケイ酸原料、および繊維質原料が用いられています。
押出成形セメント板には大まかに3つの形状があり、
一つは表面が平滑なフラットパネル、もう一つはリブやエンボスが施されたデザインパネルです。
さらに、表面にタイルを貼り付けるための溝が施されたタイルベースパネルも存在します。
関連用語:
無機質繊維 : 有機ではない繊維で、一般的にはセメントやガラス繊維が含まれます。
高温高圧蒸気養生 : 高温と高圧の条件下で蒸気を用いて素材を養生する製造プロセス。
建材 : 建築や工事に使用される材料や部品の総称。
リブ : 表面に突起があるデザイン要素で、強度を向上させる効果があります。
エンボス : 表面に模様を加えることで、視覚的な効果やデザイン性を向上させる処理。
タイルベースパネル : タイルを貼り付けるためのベースとなるパネル。
現場管理における重要性:
押出成形セメント板は建築物の外壁や仕切り壁に利用され、その選定や施工は建築プロジェクトにおいて重要な要素です。
現場管理者は材料の特性や施工方法について正確な理解を持ち、適切な使い方を考慮する必要があります。
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