Cマーク

Cマークとは、木造建築物に使用される接合用金物の規格を示すマークです。
特に、**2×4(ツーバイフォー)工法などの木造建築物の継ぎ手や仕口**に
使用される金物に付けられます。
このマークは、財団法人日本住宅・木材技術センターが定めた
「木造建築物用接合金物の基準」を満たしていることを示しており、
安全性や耐久性が確保された金物であることを保証しています。
「C」は「Connector(コネクタ)」の頭文字であり、
接合金物としての役割を強調しています。
特徴
・木造建築の接合部(継ぎ手・仕口)に使用される
・財団法人日本住宅・木材技術センターが基準を設定
・強度・耐久性などの基準を満たした金物に付与される
・安全性が保証されており、信頼性が高い
・「C」はConnector(コネクタ)の略
現場監督としての重要ポイント
・使用する金物の確認
Cマーク付きの金物を選定し、適切な場所に使用する。
建築確認申請時や検査の際に、適合した金物を使用しているかチェックする。
・施工品質の管理
金物の取付位置や固定方法を確認し、施工不良を防ぐ。
必要なビスやボルトが正しく締め付けられているか、現場で点検を行う。
・構造計算との整合性を確認
Cマークの金物が、設計図書や構造計算に基づいて
適切に選定されているかを確認する。
・耐久性と維持管理の考慮
湿気や腐食の影響を受けにくいように施工し、耐久性を維持する。
必要に応じて、防錆処理や適切なメンテナンスを行う。
関連用語
・継ぎ手(つぎて):木材同士をつなぎ合わせる部分
・仕口(しぐち):木材同士を直角や斜めに接合する部分
・2×4工法:北米発祥の木造建築工法(枠組壁工法)
・構造金物:建築物の強度を確保するために使用される金物