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進出色

重要度:未設定です
分類名:
追加日: 2024/12/13

進出色は、建物の内装やデザインにおいて空間を広く見せたり、
明るい印象を与えるために用いられる色の総称です。
主に明るい色や暖色系の色が進出色に分類され、
視覚的に前に出てくるように感じられるのが特徴です。

特徴
 ・視覚的な効果
  明るい色や暖色系の色(例:赤、オレンジ、黄色)は、
  人の目に近く感じられ、空間をより狭く、
  または親密に感じさせる効果があります。

 ・空間の印象を変える
  小さな部屋では壁や家具に進出色を使うと、
  部屋が狭く見える可能性があるため注意が必要です。

 ・心理的な影響
  進出色は活気やエネルギーを与えるため、
  リビングやコミュニケーションが求められるスペースでよく使用されます。

現場管理における重要性
 ・内装計画の調整
  建築物の用途に応じて、進出色を使い分けることが
  内装の完成度を高める重要なポイントとなります。
  例:幼稚園や学校などの施設では、進出色を取り入れることで
    明るく活気ある空間を演出します。

 ・クライアントの要望に応える
  クライアントがどのような雰囲気を望んでいるかを的確に把握し、
  適切な進出色を提案する能力が求められます。

 ・デザインと施工の調整
  設計士やデザイナーが選んだ進出色を現場で再現するため、
  塗装業者や内装工事業者との連携が重要です。

重要ポイント
 ・空間を狭く感じさせる効果に注意する。
 
 ・進出色と後退色(青や緑などの寒色系)をバランスよく使うことで、
  快適な空間を実現する。

 ・壁や床材の色だけでなく、照明の色温度との調和を意識する。

関連用語
 ・後退色: 視覚的に後ろに下がるように見える色(例:青、緑、紫)。
      進出色と対照的。

 ・内装仕上げ: 内部空間の最終的な仕上げ作業を指す。

 ・色彩計画: 建築物の色合いや配色を計画する工程。

 ・色温度: 照明の暖かさや冷たさを示す指標。

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