給水栓とは、水を供給するための栓や蛇口のことを指します。
住宅やマンション、商業施設など、建物の給排水設備において
重要な役割を果たします。水道管から供給される水を制御し、
必要な場所に届けるための装置です。給水栓にはさまざまな種類があり、
用途や設置場所によって選ばれます。

特徴
　・用途に応じた多様性
　　キッチン用、洗面台用、浴室用、屋外用など、設置箇所によって
　　形状や仕様が異なります。

　・操作性
　　ハンドル式やレバー式、センサー式など操作方法が多様化しています。
　　センサー式は非接触で衛生的です。

　・水圧・温度調節
　　混合水栓では水温や水圧を調整可能です。

　・省エネ設計
　　節水機能付きや自動停止機能を備えたものが普及しています。

重要ポイント
　・適切な設置・施工
　　給水栓の設置は、建物の使用目的や配管設計に合わせて行う必要があります。
　　不適切な設置は漏水や機能不全の原因となります。

　・維持管理が重要
　　長期間使用することで部品の摩耗や詰まりが発生します。
　　定期的な点検・交換が必要です。

関連用語
　・混合水栓: 温水と冷水を混ぜて供給するタイプの給水栓。

　・止水栓: 給水栓の元栓。水の供給を止めるために使用される。

　・配管: 水道管を含む設備で、給水栓への水の供給を支える重要な部分。

現場管理における重要性
　施工管理では、給水栓が設計図通りに設置されているか確認することが必要です。
　さらに、水圧や水漏れ試験も含めた品質管理が欠かせません。
　使用後のトラブル対応として、修理や交換に備え、
　給水栓の種類や設置状況を把握しておくことが求められます。