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気密住宅

重要度:未設定です
分類名:
追加日: 2024/11/28

「気密住宅」とは、住宅内の隙間を極力減らし、
外気の影響を受けにくくした住宅のことを指します。
具体的には、隙間相当面積(C値)が1㎡あたり5.0㎠以下の住宅を指し、
この数値が低いほど高性能な気密住宅となります。

隙間相当面積(C値)とは、建物全体の隙間面積を延べ床面積で割った数値で、
これが小さいほど気密性能が高いことを示します。
かつては次世代省エネルギー基準に規定がありましたが、
2008年の改正で削除されました。しかし、高気密化が進んでいる現在も、
寒冷地ではC値2.0㎠/㎡以下、
一般地域では5.0㎠/㎡以下が高気密住宅の基準とされています。

特徴
 ・住宅の隙間を極力減らし、外気の影響を受けにくくした住宅。

 ・隙間相当面積(C値)が小さいほど気密性能が高い。

 ・高気密住宅はエネルギー効率が良く、冷暖房効果が高い。

 ・C値はかつて次世代省エネルギー基準で規定されていたが、
  現在は基準が削除されている。

 ・機密性が高いため、自然換気が困難になり、24時間換気システムが必須。

現場監督にとっての重要ポイント
 ・住宅の気密性能は、断熱性能と合わせて省エネルギー性能を左右するため、
  施工精度が重要。

 ・施工時には、サッシ周り・配管貫通部・壁の取り合い部分の
  気密処理を徹底する。

 ・24時間換気システムの設置や、適切な換気計画を考慮する必要がある。

 ・2×4工法(ツーバイフォー工法)などは、比較的気密性を確保しやすい。

関連用語
 ・C値(隙間相当面積の指標)

 ・断熱性能(外気の影響を遮断する性能)

 ・省エネルギー基準(住宅の省エネ性能を定めた基準)

 ・24時間換気システム(高気密住宅に必要な換気設備)

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