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決り

重要度:未設定です
分類名:
追加日: 2024/11/28

「決り(きまり)」とは、板材を貼り合わせる際に、
側面の厚みを半分削ってかみ合わせる加工方法のことです。
重なった部分を削り、元の板の厚さと同じになるように仕上げるのが特徴です。
この加工を「合い決り(あいぎまり)」と呼びます。

また、「決り」を「きまり」と読む場合、
「おさまり」や「仕上がり」を意味する建築用語として使われることがあります。

特徴
 ・板材同士をしっかり組み合わせるため、隙間が目立ちにくい。

 ・見た目が美しく、強度も確保できるため、仕上げの質が向上する。

 ・基本的には、正面側から釘を打って固定するが、
  見た目を考慮して接着剤を使用することもある。

現場監督にとっての重要ポイント
 ・「合い決り」は板材に対して用いるが、
  柱の場合は「相欠き(あいがき)」と呼ばれるため、
  使い分けを正しく理解すること。

 ・施工時に板材の厚みを調整し、隙間なく組み合わせることが求められる。
 
 ・釘や接着剤の使用方法を適切に判断し、
  美観と強度のバランスを考慮することが重要。

 ・「決り」という言葉が「おさまり」の意味で使われることがあるため、
  図面や施工指示の際には文脈を正しく理解する。

関連用語
 ・合い決り(あいぎまり)(板材の組み合わせ加工)

 ・相欠き(あいがき)(柱の接合方法)

 ・仕口(しくち)(木材を組み合わせる技術)

 ・おさまり(建築の仕上がり)

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