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ウォーターハンマー

重要度:未設定です
分類名:
追加日: 2024/11/18

ウォーターハンマーとは、配管内の水流が急に止まることによって発生する
圧力波のことです。
水道や配管システムにおいて、バルブを急激に閉じたり、
水流を急に変えたりした際に、配管内で発生する衝撃波です。
この衝撃波が配管に伝わり、騒音や振動を引き起こすことがあります。
ウォーターハンマーは、配管や設備に悪影響を及ぼし、
最終的には故障や破損を招くことがあります。

特徴
 ・急激な圧力変化:
  ウォーターハンマーは、水流を急に止めることによって
  配管内で生じる急激な圧力変化によって発生します。
  これにより、配管が揺れたり、音が発生したりします。

 ・音と振動:
  特にウォーターハンマーが発生した際には、「ドンドン」という音や、
  配管の振動が感じられることがあります。
  これが続くと、配管にダメージを与える可能性があります。

 ・衝撃波の伝播:
  衝撃波は水道システム全体に広がり、配管の接続部分やバルブ、
  フィッティングなどにダメージを与える原因となります。

重要ポイント
 ・予防策が重要:
  ウォーターハンマーを予防するためには、
  配管の設計段階から適切な方法を取る必要があります。
  特にバルブを急激に閉じないようにしたり、
  サスペンションを適切に設置することで、
  ウォーターハンマーを防ぐことができます。

 ・ダンパーの設置:
  ウォーターハンマーを軽減するために、
  専用のダンパーやアキュムレータを配管システムに取り付けることが有効です。
  これにより、圧力の変動を緩和することができます。

 ・配管の点検:
  定期的に配管システムを点検し、
  ウォーターハンマーの兆候がないか確認することが大切です。
  早期に発見して対策を講じることで、大きな問題を未然に防ぐことができます。

現場管理における重要性
 現場監督として、ウォーターハンマーは配管設計や施工において非常に重要な問題です。
 ウォーターハンマーが発生すると、配管の破損や故障、さらには水漏れの原因となり、
 修理や交換のためのコストがかかります。
 また、施工時にウォーターハンマー対策を講じておくことで、
 将来的なトラブルを避けることができ、現場の効率性を高めることにもつながります。
 現場監督は、ウォーターハンマーを防ぐために適切な配管材や配管設計を選定し、
 施工の際に細心の注意を払うことが求められます。

関連用語
 ・水撃:
  ウォーターハンマーの別名で、
  急激な水流の停止によって生じる衝撃波を指します。

 ・配管ダンパー:
  ウォーターハンマーを抑制するために使用される装置。
  水流の急激な変化を緩和します。

 ・アキュムレータ:
  配管システム内の圧力変動を吸収する装置。
  ウォーターハンマーの防止に役立ちます。

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