網入りガラスとは、ガラスの中に金属の網（ワイヤー）を埋め込んだガラス素材です。
このガラスは、強度を高めるために使用され、
特に火災時に割れにくくなる特徴を持っています。
網入りガラスは、耐火性能を求められる場所や、
衝撃に強いガラスが必要な場合に使用されます。
一般的には、商業施設や工場などで見かけることが多いです。

網入りガラスは、網目が表面に見えるものと、内部に埋め込まれたものがありますが、
いずれも耐久性に優れており、安全性を高める役割を果たします。

重要ポイント
　・耐火性能：
　　網入りガラスは、耐火性を高めるために設計されており、
　　火災時にガラスが割れて飛散するのを防ぎます。
　　火災においては、破損しにくく、火の回りを遅らせる効果が期待されます。

　・衝撃に強い：
　　金属の網がガラス内に埋め込まれているため、
　　衝撃を受けてもガラスが完全に割れにくく、破片が飛び散ることを防ぎます。
　　この特性は、事故や防犯対策にも有効です。

　・使用場所：
　　耐火性が求められる場所、例えば階段室の窓や非常階段などでよく使用されます。
　　また、防犯や衝撃対策として、工場の窓や倉庫でも見かけます。

関連用語
　・耐火ガラス：
　　網入りガラスの一種で、火災時に一定の耐火時間を提供するガラスです。
　　網入りガラスもこれに含まれますが、
　　その他にも特殊な処理を施したガラスがある場合があります。

　・強化ガラス：
　　網入りガラスと同様に、強度が高く衝撃に強いガラスで、
　　窓やドアに使用されることが多いです。
　
　・ワイヤーガラス：
　　網入りガラスの別名で、
　　金属ワイヤーがガラス内に埋め込まれている特徴があります。

現場管理における重要性
　網入りガラスは、耐火や衝撃対策に優れているため、
　特に安全性が求められる現場で重要な役割を果たします。
　現場監督としては、使用する場所や目的に応じたガラスを選定し、
　適切に設置することが求められます。
　また、網入りガラスの取り扱いには注意が必要で、
　施工時の割れや傷つきを避けるために適切な取り扱いを行うことが大切です。