ベニヤ合板

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分類名:
追加日:
2024/1/22
ベニヤ合板は、主にラワンベニヤ合板やシナベニヤ合板などの普通合板を指します。
通常、「化粧合板」と対比される呼称です。
製造過程では、木材を薄く剥いた単板(ベニヤ)を乾燥させ、これを数枚取り、
繊維方向が直交するように配置して接着剤で貼り合わせて作られます。
この製法は1870年頃のヨーロッパでベニヤレースの単板切削用に使用され、1880年頃から工業化されました。
日本では奈良時代にも同様の手法が行われていたとされ、明治40年代頃に製造が機械化されました。
製造に使われる材料は、かつては輸入ラワン材が主流でしたが、
現在は環境保護の観点から針葉樹や植林木などへの原木転換が進んでいます。
現場管理に必要な知識:
強度と軽量性のバランス: ベニヤ合板は木材の強度を生かしつつ、軽量でありながら十分な強度を持っています。
建設現場での多様な用途に適しています。
関連用語:
普通合板 : 通常の用途に適した合板。ベニヤ合板もこれに含まれます。
ラワン材 : ラワンベニヤ合板に使用されるラワン(タンポポ科の樹木)の木材。
重要性:
木材の再利用と環境保護 : ベニヤ合板は木材を薄く剥いで作られるため、木材資源の効率的な利用が可能であり、
環境保護に寄与しています。
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