溶接工事

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追加日:
2023/5/26
溶接工事とは、熱や圧力を加えて金属などの材料を接合・加工する工事のことです。
金属の融点(溶け始める温度)は非常に高く、鉄が約1,530℃、銅が約1,080℃です。
高温の状態で金属を加工していくため、スピード感や正確さなど、職人としての技術力が問われます。
溶接工事の種類
溶接工事の種類は、大きく分けると融接・ろう接・圧接の3つがあります。
それぞれの溶接方法や特徴などを見ていきましょう。
融接 融接は、材料の接合部分を熱するか、溶けた金属(溶加材)を接合部分に加え、
その後冷却することで溶けた金属が固まって接合する方法です。
溶接の中で最もメジャーな方法であり、放電現象を利用したアーク溶接、
ガスの燃焼時に発生する熱を利用したガス溶接、レーザー光を利用したレーザー溶接などがあります。
圧接(加圧溶接) 圧接は、材料の接合部分に圧力を加え、電気や摩擦の熱で接合する方法です。
一般的に機械を使って圧力を加えるため、品質を一定に保ちやすいという特徴があります。
圧接の中にもさまざまな方法がありますが、
材料の接合部分に電流を流して接合する抵抗圧接が代表的です。
ろう接 ろう接は、材料よりも低温で溶ける溶加材で接合する方法です。
融接や圧接とは異なり、材料自体は溶かさずに接合します。
溶加材の融点によって、ろう付けとはんだ付けの2種類に分かれています。