遣り方

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追加日:
2023/5/18
遣り方とは、建築現場で基礎工事を始める前に使用される一時的な設備のことです。
建築作業における水平位置の基準を示したり、高さを確定するために用いられます。
漢字では「遣り方」と表記されます。
他には、丁張り(ちょうはり)や水盛り(みずもり)とも呼ばれます。
基礎コンクリートなどの動かない素材に基準を設けた後、遣り方は不要となり、撤去されます。
市街地や地下などの現場では、道路やコンクリートブロック塀など動かない場所に基準を設定し、
必要に応じてポイント釘を使用します。
大規模な建築物では、一般的には遣り方を使用しません。
代わりにトランシットやレベルなどの測量器具を使用し、ベンチマークや杭に基準点を設けます。
作業手順には以下のようなものがあります。1.8m間隔で打った水杭を結んで境界線を確認し、
地縄を張って建物の位置を定めます。
四隅に水杭を打ち込み、高さの基準を設定し、水平に調整します。次に、墨出しをして水糸を張り、
それを基準に施工を行います。
道具としては、トランシットやレベルのほか、「大曲(おおがね)」や「ばか定規」、
「下げ振り」などが使われます。
関連用語
丁張り、水盛り、トランシット、レベル、大曲、ばか定規、下げ振り
ハッシュタグ
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