逃げ墨

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分類名:
追加日:
2022/7/22
逃げ墨とは、目的の場所から離れた場所に引かれる墨のことです。時には「寄り墨」とも呼ばれます。
主な目的は、建設現場において、内部に手が届かず正確な基準線を見失った場合や、
障害物があって直接基準線を引けない状況で使用されます。
具体的には、型枠の建て込みや障害物がある状況などが該当します。
通常、正規の基準線から一定の距離を保ち、平行に墨を引くことで目的の基準線を示します。
たとえば、基礎の芯墨を打つ際にアンカーボルトなどが芯に干渉して芯墨を打てない場合、
その干渉した部分から一定距離逃げたところに墨を打ちます。
この逃げた距離を墨の上に500、1000といった数値で表記しておくことが一般的です。
関連用語: 墨出し、基準線、建設現場、型枠、基礎工事
逃げ墨は建設現場において、特定の制約や障害がある状況下で正確な墨出しを行う際に利用されます。
正確な基準線を示すため、建設プロセスにおいて重要な役割を果たします。
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